フロアコーティングとよく似ているフローリングワックスについて、どんな種類かあるか、それぞれの特徴を紹介します。
フロアコーティングもフローリングワックスも床の美化を目的にするものですが、成分や使い方に大きな違いがあります。フローリングワックスは、大きくわけて油を主成分とするもの、蠟を主成分とするもの、樹脂を主成分とするものに分けられます。
油を主成分とするワックスは、フローリングに染み込ませ水分や汚れから床を守ります。油ですから、塗布をするとしっとりとした感じになり、木目や色味など木の表情を際立たせることができます。
蠟を主成分としたワックスは、いわゆる「昔ながらのワックス」です。フローリングに蠟がすりこまれると、汚れや水分からフローリングを守ることはできます。ただし柔らかい蝋ですから、強さと耐久性は高くなく、頻繁にかけなくてはなりません。
油を主成分とするワックスと同じく、一般のフローリングよりは無垢材フローリングに使われます。
フローリングに一番良く使われるのが、樹脂を主成分とするワックスです。樹脂のワックスには、アクリル樹脂を主成分としたものとウレタン樹脂を主成分にしたものがあります。
アクリル樹脂は密着性が高く、透明できれいな塗膜を形成しますが、ウレタン樹脂と比較した場合、柔軟性に乏しいので、フローリングにはあまり向かないと言えます。
ウレタン樹脂タイプのワックスは、耐久性と柔軟性が高く、比較的弾力性のあるフローリングのコーティングに向いています。だだし、液剤の粘度が高いため、メンテナンスをする時の重ね塗り作業が難しくなります。
そこで、アクリル樹脂とウレタン樹脂を混合して透明性と柔軟性の両方を実現したフローリングワックスがつくられています。
【おすすめポイント】
赤ちゃんがはいはいを初めたばかりで、安全なものを選ばなくてはと、天然植物油を使用したワックスを選びました。
定期的に塗り直すのが大変ですが、簡単にツヤ出しができるので継続してワックスを使っています。