フロアコーティング後のフローリングを、できるだけ長く、美しく保つために。お手入れや掃除の方法について紹介しています
フロアコーティングを施すと、フローリングのお手入れや掃除はきわめて楽になります。日常的のお手入れは、基本的にはき掃除だけでOK。固く絞った雑巾での水拭き、クイックルワイパーのようなフロアワイパーや、フロアモップとよばれる商品(ウエットタイプではなくドライタイプ)を使って、拭き掃除をすることも可能です。
定期的にワックスをかける必要もありません。むしろ、長持ちをさせるためには、いかにして傷を減らすかが重要なポイントになります。
掃除機をかけるのは、フロアコーティング後の床には、あまりおすすめできません。理由は、ローラーの部分で、コーティング面に傷をつけてしまう可能性があるからです。
傷がつくのを防ぐためには、汚れたらそのままにしないことも重要です。コーヒーもジュース、お酒も、床にこぼしたら、速やかに拭き取ってください。油や醤油などのしつこい汚れについては、水で薄めた中性洗剤を使うとよいでしょう。とにかく「速やかに」がポイント。時間が経つほど固まってしまい、強い力でこすらないと落ちなくなってしまうため、コーティングが削られて傷ついてしまうリスクが高まるのてす。
なお洗剤に関しては、ベンジンやアルコールの使用も可能ですが、コーティングの種類によっては使えないものがありますので注意が必要です。
お皿やガラスを割ってしまった場合は、ホウキで掃いて集めることはしないようにしましょう。ホウキというのは、毛先が思っているよりも硬いので、床を傷つけてしまうのです。さらに割れた破片も細かくなってしまい、それを引きずることによって、床に細かい傷がたくさんついてしまうことになりかねません。大きな破片は、十分に注意しながら手で集める、小さい破片は粘着テープなどに貼り付けて回収することが鉄則です。