耐久性でフロアコーティング種類を比較。選び方やおすすめの種類、商品も紹介しています。
フロアコーティングは耐久性で選びたいという人のために、種類ごとの耐用年数目安などをまとめました。最もガードが硬く、しかも長期間にわたってコーティング効果を発揮してくれるフロアコーティングの種類を、ぜひ知っておいてください。
フロアコーティングの種類 | 塗膜硬度(※) | 膜の厚さ | 平均耐久年数 |
---|---|---|---|
UVコーティング | 7H | 40ミクロン | 20年~30年 |
ガラスコーティング | 7~9H | 5ミクロン | 15年~25年 |
シリコンコーティング | 3~5H | 30ミクロン | 10年~15年 |
ウレタンコーティング | 3H | 30ミクロン | 5~10年 |
セラミックコーティング | 7~8H | 不明 | 15年 |
ダイアコーティング | 7~8H | 不明 | 35年 |
水性アクリルコーティング | 1H | 30ミクロン | 数ヶ月~2年 |
※塗膜硬度・・・塗膜の硬さを表しており、JIS規定に基づく引っかき硬度試験により決まります。試験方法は、鉛筆を軟らかいものから順番に一定の条件で塗膜に押しつけ、傷跡ができるまで試験を繰り返すというもの。傷跡ができなかった最も高い鉛筆の硬度が、コーティングの性能=塗膜硬度として示すことができます。
製品名(会社名) | 種類 | 特徴 |
---|---|---|
グッドライフコート クリスタル (グッドライフ) |
ガラス コーティング |
大気中にある水分(H2O)との化学反応によって、高硬度の被膜を形成するコーティング剤。塗膜硬度は極めて高く、8H。 |
ダイアフロアコーティング (ミシナコーポレーション) |
ダイア コーティング |
セラミックとガラスを混ぜ合わせた独自のコーティング剤により、高い密着性を発揮。 |
ナノグラスコーティング (森のしずく) |
ガラス コーティング |
ナノコンポジット技術で作られたガラスコーティング剤。細かい粒子は床への密着性が高く、ひび割れを防止。 |
フロアコーティングの耐久性を評価する際、指標となるのが「塗膜硬度」や「膜の厚さ」です。例えばガラスコーティングは、硬度は「7~9H」と他の種類に勝りますが、膜の厚さが5ミクロンしかないため、耐久年数は塗膜硬度7H、膜の厚さ40ミクロンのUVコーティングに劣ります。
ただし、単に長く持つ種類を選べばいいかというとそうでもありません。一番合理的なのは、「どのくらいの費用をかけて、どのくらいの耐久年数を望むのか」という基準を決めて選ぶことです。
溶剤の中でも特に耐久性が高いのが、ガラスコーティングとダイアコーティングです。光沢の美しさが特徴的なガラスコーティングは、硬度の高さがトップレベル。家具を移動する際や、ペットの爪から床を守り、傷ができるのを防ぎます。同程度の硬度を持つダイアコーティングも、耐久性が高くおすすめです。